◇埼玉西武対福岡ソフトバンク 第24回戦（27日・ベルーナドーム）

　福岡ソフトバンクがパーソル パ・リーグ連覇を果たした。

　仙台での東北楽天戦で3連勝し、マジック「1」として迎えたベルーナドームでの埼玉西武戦。先発・有原航平投手は、初回に1点の先制を許したが、打線は直後の2回表、野村勇選手の適時打ですぐさま同点に追い付く。続く5回表には、野村選手と柳田悠岐選手の連打などで1死1、2塁から、栗原陵矢選手、柳町達選手に適時打が飛び出し、3点の勝ち越しに成功した。

　援護を受けた有原投手は、以降も要所を締める投球で7回裏まで埼玉西武打線を封じると、8回裏は2番手・藤井皓哉投手が3者凡退に抑える。4対1で迎えた最終9回裏は、守護神・杉山一樹投手が走者を背負いながらも、無失点で試合を締めた。球団史上21回目のリーグ優勝を決め、小久保裕紀監督がマウンドで7回宙に舞った。

　序盤は離脱者も多く、苦しいシーズンとなるかと思われたが、若手の成長もあり徐々にその強さを発揮。セ・パ交流戦では12勝5敗1分で優勝を果たし、夏場以降も充実した投手陣と打線で勝利を重ねた。前年は日本シリーズに進出するも、日本一にはあと一歩届かず。今季は5年ぶりの栄冠にたどり着けるか。

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