ロッテ・西川史礁、37度目マルチ&規定打席射程 新人王へ吉井監督残り6戦も1番起用でアシスト

スポーツ報知

2025.9.26(金) 06:25

4回1死二、三塁、西川史礁は追加点となる左前2点適時打を放つ(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス4―6ロッテ(25日・京セラドーム)

 今季初の4連勝を飾ったロッテだが、西武が日本ハムに勝利したため、17年以来8年ぶりとなる最下位が決定した。バスのエンジン音が響く試合後の駐車場。静かに歩く選手の中に西川の姿もあった。4回に2点打を放つなど37度目のマルチ安打もマーク。沈んだチームの中で、希望の光となっている。

 「しっかりと毎打席、ヒットを狙って、今はやっています」

 打率2割8分2厘と、目標に掲げる3割は困難な状況となったが、443の規定打席到達は見えてきた。5打席まわってきて420打席となり、残り6試合で23打席立てばクリア。リーグトップの27二塁打、新人最多の111安打などのアピールポイントで、楽天・宗山、西武・渡部聖、日本ハム・達らと争う新人王に輝く可能性は十分にある。

 最下位が決まった試合後、吉井監督は「これは結果なのでね。しっかりと受け止めて、残りの試合、全部勝つつもりでやります」と気丈に話した。指揮官は残り6試合も西川を1番で起用して、新人王獲得をアシストする。(阿見 俊輔)

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