【ソフトバンク】上沢直之、6回4安打1失点で10勝目 大関、有原、モイネロに続き4人目の大台到達 

スポーツ報知

2025.8.30(土) 05:00

6回1失点で背番号と同じ10勝目を挙げた上沢直之は、ファンの声援に応える(カメラ・安藤 篤志) 

◆パ・リーグ ロッテ1―3ソフトバンク(29日・ZOZOマリン)

 20年ぶりの2ケタ勝利カルテットの誕生で、2位との1ゲーム差をキープした。ソフトバンク・上沢直之投手(31)が6回4安打1失点で10勝目。日本ハム時代の21年以来、4年ぶり3度目の2ケタ勝利を達成した。11勝の大関、10勝の有原とモイネロに続き、4人の大台到達は球団では05年以来。「あまり意識しないようにと思っていたけど、クリアできて良かった」と自身4連勝で決めた。

 「出力が出ていた」という直球に加え、フォークも好調。3回までに5三振を奪い、4回は無死満塁を1点で食い止めた。7月は1勝1敗、防御率3・86と調子を落としたが、8月は4戦4勝。「迷惑をかけていた。早く力になりたいと思って、いろんなことを試した」。フォームの修正、クイックモーションを混ぜた投球など試行錯誤が実った。

 20年前は野球を始める直前の11歳。千葉のサッカー少年だったが、斉藤、和田、杉内、新垣の4人衆の名前は知っていた。「ゲームをしていたので。その4人を使いたいがためにホークスを使っていた記憶があります。誰がエースかも分からなかったけど、誰でもすごかった」。ソフトバンク元年のメンバーに肩を並べる強力先発陣の形成に、移籍1年目で大きく貢献している。

 古巣が優勝した16年は1軍登板がなかった。“自身初”の頂点まで残り27試合。「大事な時期に力になりたいと思って練習していた。しっかり働きたい」とフル回転を誓った。(安藤 理)

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