
◆パ・リーグ ソフトバンク6―1ロッテ(15日・みずほペイペイドーム)
ロッテが今季初の7連敗。借金もワースト更新の25となった。
勝敗を分けたのは1―1の同点で迎えた7回の攻防。表の攻撃で1死一、三塁の勝ち越し機を築くも、ドラフト2位ルーキーの宮崎竜成内野手がセーフティースクイズに失敗して無得点。その裏、ドラフト5位右腕の広池康志郎投手が決勝の満塁本塁打を浴びた。
試合後、吉井理人監督はセーフティースクイズの場面を「若い選手なんで、できることも増えてるんですけども、できないこともある。サイン出してるのはこっちなんでね。選手たち一生懸命やってる」と振り返った。
宮崎のバントは投手の正面に転がり、一度はスタートしながら本塁突入をあきらめた三塁走者が挟まれてアウトに。吉井監督は「外角の球を無理やり一塁側に転がそうとした。チームの取り決めでは三塁側でもいいと言ってたけど、宮崎はうまくできなかった。練習してもらいます」と、失敗の要因を説明した。
6回から2番手で登板した広池は2イニング目に手痛い失点。1死満塁で近藤をスプリットで三振に仕留めながら、続く山川への初球スライダーが高めに浮き、右中間席に運ばれた。吉井監督は1球に泣いたルーキーに「自分で何がダメだったのか、しっかり反省して、次に生かしてくれたらなと思います」と奮起を促した。
出口の見えない連敗トンネル。指揮官は「毎日勝つつもりでやっている。負けてるのは全部自分のせいなんで。選手たちは変わらず自分のできることを集中してもらおうと思ってます」と前を見据えた。
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