
◆パ・リーグ ソフトバンク1―0日本ハム(10日・みずほペイペイドーム)
圧巻の投球だった。ソフトバンク・モイネロ投手(29)が13奪三振で今季2度目の完封。先発転向後2年連続の2ケタ勝利を飾った。試合前には近藤に「2点欲しい」と頼んでいたが、援護は1点で十分だった。
9勝目を挙げた7月29日の日本ハム戦(エスコン)の翌日に登録抹消となり、中11日で天王山2戦目を託された。「ここに合わせてリフレッシュ。立ち上がりを見ても疲れが抜けているように見えて、それが最後まで続いた。大したもの」と小久保監督はエース左腕を称賛。リーグトップの防御率は1・19に良化した。
モイネロにとって日本ハムで最大の脅威は、打者ではなく新庄監督。9日には「嫌なイメージの打者は?」の質問に「シンジョー」と即答。「やたら見ている」とベンチからの視線を気にしていた。だが、登板後は「角度的に気にならなかった。視線が気になるのは(日本ハムが一塁側ベンチの)エスコン」と、ビッグボスに背中を向けての投球でスイスイ。7月にキューバから来日した家族の声援をパワーに0を並べた。
7カード連続勝ち越しを決め、本拠地・みずほペイペイ11連勝。リーグ連覇に向けて独走態勢に入る勢いだ。(島尾 浩一郎)