
西武・武内夏暉投手が5勝目をかけ、29日のオリックス戦(京セラD)に先発する。
ルーキーイヤーの昨季は21試合に登板し10勝6敗、防御率2・17で新人王を獲得する華々しいデビューを飾ったが、今季は自主トレ中の「左肘内側側副靭帯(じんたい)不全損傷」により出遅れた。ここまで9試合に登板し4勝3敗、防御率3・46と本来の力を発揮できていない。
チームは27日・楽天戦(楽天モバイル)に敗れて今季初の5連敗を喫し、借金も最多の5までふくれあがった。5位・楽天にはゲーム差なしまで詰め寄られる危機的状況。武内はオリックス戦は今季初登板で、「先頭打者を切ってテンポよく投げていきたい。前半戦は不本意な形で終わってしまったので、後半戦はチームに貢献できるピッチングをしていけるようにがんばります」。昨季チームが91敗を喫し断トツの最下位に沈む中で輝きを放った左腕が、堂々の投球で風向きを変える。
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