
◆パ・リーグ ソフトバンク4―1日本ハム(3日・みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが首位を捕まえた。今季初の2位に浮上し、首位・オリックスとゲーム差なし。24歳の松本晴が迫力たっぷりの投球を見せ、3連戦計2失点で日本ハムを引きずり降ろした。「体は疲れていたけど、頭はさえて、7回が一番集中していました」と7回無死一塁から3者連続三振。自身初の2ケタ奪三振で14Kまで伸ばし、自己最多123球、最長の7回7安打1失点(自責0)で3勝目を挙げた。
過去最高は5回2/3、99球。今季の先発5試合も80球以下だった。球威を生かし、初回から飛ばすスタイル。スタミナ切れの中盤に交代していたが、小久保監督は「球威は5、6回で落ちたけど、逆に制球が良くなった。落ちた後の投球が新たな境地に入った」と続投させた。左腕自身は変化球とのコンビネーションにも手応え。海野と普段以上に配球を打ち合わせ、進化した。
「ローテ投手として幅を広げた」と指揮官。野手も4月に支配下登録された山本が昇格即スタメンでプロ初安打を含む3安打と暴れ、4回に海野が決勝打を放った。今季出番を増やした若手が躍動。5月1日に今季最多の借金7、首位と最大6差の最下位に沈んでいたチームが確実に成長した。(安藤 理)
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