
オリックス・宮城大弥投手(23)が2日、2年ぶりの交流戦を「復活」のきっかけとする考えを打ち明けた。開幕から9試合連続でクオリティー・スタート(先発で6回以上、自責3以下)を記録し、3勝無敗、防御率1・94。「今年は粘り切れていないので、悔しい」と己に厳しい左腕は、現状打開のカギを「投打二刀流」に見た。
昨年は負傷で経験できなかったセ・リーグとの対戦。7日の阪神戦(甲子園)で先発し、打席にも立つ予定だ。通算は14打数3安打で「ツーベースです」とプロ初の長打が目標。「打ちたいとか、バットに当てたいとか。違う欲を持つことができるし、打席に立って思うことも出てくるはず」と、イメージを膨らませた。
「対戦する打者も球場も新しい環境になる。そういう楽しみを持ってパ・リーグ(との対戦)にも入れるように」。エースとして十分な仕事を果たしても、貪欲に極めるつもり。気分一新で勝ち星を量産する。(長田 亨)
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