
◆パ・リーグ ロッテ0―8日本ハム(16日・ZOZO)
ロッテが今季36試合目にして、早くも10度目の零敗を喫した。先発の高卒3年目右腕・田中晴也投手(20)は、19歳の寺地とのバッテリーで、初回3失点を失う苦しい立ち上がりで、6回106球を投げ、6安打4失点5奪三振。だが3盗塁を許し、チームは今季ここまで被企図数41のうち、捕手が刺したのは1回だけ。チーム捕手の盗塁阻止率はわずか「・024」(1/41)となった。
田中は苦しい立ち上がりとなった。初回先頭・郡司にライトへのポテンヒットを許すと、1死から3番レイエスに中前打を許して、一、二塁。4番・清宮に右前適時打を許して先取点を献上した。5番・万波には中越え適時二塁打を浴び、さらに1死満塁から7番・石井には中犠飛。初回だけで計3点を失った。
2回は3者凡退にすると、3回も無失点で切り抜けた。だが、4回には先頭の石井に右安を許すと、盗塁と内野ゴロで1死三塁のピンチ。9番・細川に中前適時打を浴び、リードを4点に広げられた。さらに再び盗塁を許すなど、2死一、二塁とされたが、後続を二ゴロに打ち取ってしのいだ。
5回は2死から6番・水野に四球を与えると、この日3個目の盗塁も許し、2死二塁。それでも、7番・石井を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
田中は高卒3年目で、昨季は1軍で4試合に登板し、プロ初勝利を挙げ、防御率1・80をマーク。今季は試合前時点で4試合に登板し、2勝2敗、防御率1・96と安定した投球を見せていた。
20歳の有望株右腕を援護したい打線だったが、日本ハムの先発左腕・山崎の前に3回まで毎回ランナーを出すが、得点に結びつけず。0―7の8回には1死二、三塁の好機を作ったが、得点を奪うことができず、完封を許した。
チームは前日の楽天戦(東京D)で連敗を「5」で止めていたが、この日は完封負けで借金は再び「10」となった。
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