
日本ハムの宮西尚生投手(39)が0―0の7回2死三塁で今季11試合目のマウンドに上がり、西川を二ゴロに抑えた。連続救援登板を880試合に伸ばし、879試合で並んでいた岩瀬仁紀(中日)を抜いてプロ野球記録を塗り替えた。直後にチームが先制して7―0で勝ち、2年ぶりの勝ち星もついた。昨季は前人未到の400ホールドを達成。6月には40歳を迎える鉄腕が、またも新たな記録を打ち立てた。
* * * *
プロ18年目の今季は開幕から1軍でフル回転。11試合に登板し、防御率2・35とブルペン陣を支えている。好調の秘けつは、年齢にあらがわない柔軟な発想にある。今季から「オフの走り込みだけでは一年間もたなくなってきた」。今までやってこなかったという試合前のウェートトレーニングを取り入れている。「体にいい刺激が入り、コンディションも上がった」と好感触だ。
試合後は「治療をしたり、サウナに入ったり、交代浴をしたり」。ナイターだと球場を出る頃に日付が変わっていることもしばしば。それでも「やることは増えているけど、あと何年かの話。全く苦じゃない」。自身の体に素直に向き合い、変化を恐れない、日々の入念な準備が偉業達成を支えた。(日本ハム担当・川上 晴輝)
関連ニュース
・【日本ハム】宮西尚生、プロ野球新、880試合連続リリーフ登板 新庄監督から花束
・【日本ハム】細野晴希、6回6安打0封もプロ初勝利ならず 最速158キロの23年ドラ1左腕
・【日本ハム】中島健人「僕なりに盛り上げていけたんじゃないか」捕手・田宮へファーストピッチ
・【日本ハム】登録抹消、野村佑希、左内腹斜筋肉離れ ゲーム復帰まで約2週間 14日の打席で違和感
・【日本ハム】レイエスが8号2ラン…今季リーグトップの打点24点目…「どんな形でも、チームのためになるバッティングを」