【ソフトバンク】巨人から加入の秋広優人が移籍後初安打「ボールをくれたので恥ずかしながらもらいます」

スポーツ報知

2025.5.16(金) 05:00

6回1死、移籍後初安打のボールを預かっていた嶺井博希(右)に気づかずに引き揚げる秋広優人(左)(カメラ・岩田 大補)

◆パ・リーグ ソフトバンク5―0西武(15日・みずほペイペイ)

 高く弾んだゴロが中前に抜けた。巨人から交換トレードでソフトバンクに加入した秋広優人内野手(22)が「6番・左翼」で先発デビュー。6回1死の3打席目で移籍初安打を放った。試合後は取り囲む約20人の報道陣を上から見渡して「巨人より多いぐらい」と照れ笑いした。

 移籍前の5月9日のヤクルト戦(神宮)以来、6日ぶりの試合。「そこまで緊張することなく入れた」と、初体験の屋根を開けたみずほペイペイの左翼の守備も無難にこなした。「チャンスをもらったので何とか1本打ちたいと思っていました。(プロ)初ヒットの気持ちというか、一応、みんながボールをくれたので、恥ずかしながら、もらいます」と記念のボールも手にした。

 身長2メートルの恵まれた体格で周囲からは自然とスケールの大きな打撃を求められる。試合前は「率もあってホームランも打てるというのを目指している」と理想像を語った。打撃練習を見守った王会長は「大きな体の割にはおとなしい打ち方するね」と初印象に触れつつ「それが彼にいいのか、もうちょっと違うのがあるのかはこれから。どこで妥協点を見つけるか」と分析した。小久保監督も「まだ正直、どういう選手か分からない。これからじっくり見ていきたい」と先入観を持たずに起用する方針だ。

 巨人では入団3年目の23年に打率2割7分3厘、10本塁打をマークしたが、それ以来ノーアーチ。「10発ぐらい打ったうちに入らない。20発、30発打てばね」と王会長。無限の可能性を秘めた秋広の新たな野球人生がスタートした。(島尾 浩一郎)

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