
◆パ・リーグ 日本ハム2―1楽天(9日・エスコンフィールド)
9回2死二、三塁。日本ハム・金村は村林を三ゴロに仕留め両手でガッツポーズ。捕手・田宮と抱き合った。9回7安打9奪三振1失点で3勝目。「勝てるピッチャーは長いイニングを投げている。そういうところを目指さないと」。5月までに3完投は球団08年のダルビッシュ有(パドレス)以来。3完封なら66年の嵯峨健四郎(東映)以来、球団59年ぶり4人目の快挙だったが次戦以降にお預けとなった。
エース・伊藤の助言が生きた。前回登板4月27日のロッテ戦(エスコン)で5失点。翌日に「胸郭が硬くなっている」と指摘を受けた。伊藤は「昨年リリーフ時の投げ方が良くて、見比べた」と後輩の映像を分析。気づきを伝えられた金村は「柔軟は目がいっていなかった」と感謝した。
チーム今季最多タイの貯金4となり、首位・オリックスにゲーム差0と最接近。開幕投手を務めた24歳は美学である完投を重ねていく。(川上 晴輝)
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