4月11日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムと埼玉西武の第4回戦は、2対0で北海道日本ハムが延長戦を制した。
6回まで、試合は静かな展開が続いた。北海道日本ハムの先発・山崎福也投手は、初回から走者を背負いながらも無安打ピッチング。一方、打線も相手先発・今井達也投手の前に6回まで四球による走者1人のみと、攻撃の糸口をつかめなかった。
試合が動き始めたのは7回表。山崎福投手は中村剛也選手に両軍通じて初の安打を浴びたが、後続を3人で抑える。すると続く7回裏には田宮裕涼選手の安打が生まれるなど満塁に。しかしここは今井投手に踏ん張られ、7回も両軍無得点に終わる。
山崎福投手は8回94球2安打2四球無失点で降板し、9回表は田中正義投手が2三振含む3者凡退に抑えるも、打線は9回裏も得点できず。試合は延長戦に入り、10回表を池田隆英投手、11回表を河野竜生投手、12回表を杉浦稔大投手でつなぐ。好投に応えたい打線は、12回裏に万波中正選手が四球で出塁。代打・郡司裕也選手が1号2ランを放ち、試合を決めた。
2対0で北海道日本ハムが勝利。山崎福投手が好投を見せると、リリーフ陣も無失点でつなぎ、12回2死から劇的な一発でサヨナラとなった。杉浦投手が今季初勝利。打っては田宮選手が出場6試合連続安打を記録している。
敗れた埼玉西武は、今井投手が8回3安打4四球無失点の好投も、打線が相手投手陣の前に散発3安打。救援陣は11回まで無失点も、5番手・甲斐野央投手が誤算だった。
123456789101112 計
西 000000000000 0
日 000000000002X 2
西 今井達也-ウィンゲンター-佐藤隼輔-平良海馬‐●甲斐野央
日 山崎福也-田中正義-池田隆英-河野竜生-○杉浦稔大
文・丹羽海凪
郡司裕也がサヨナラ弾! 12回の激闘に終止符
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2025.4.11(金) 22:03
