◆パ・リーグ　日本ハム２―７西武（１３日・エスコンフィールド）

　西武は新加入の両助っ人が躍動し、開幕カードで３タテを食らった新庄ハムに勝ち越した。

　ネビンに“猛打賞パワー”が乗り移った。試合前、前日１２日に今季初の３安打をマークした源田がベンチに座り、助っ人のバットを両手で握りしめ念を送った。ネビンは「ルーチンではないけど時々やる」という２人の儀式を説明。すると、初の「６番」に座り“猛打バット”で２回先頭で中前打、３回には右前適時打、５回には左前打と３方向に打ち分け３安打１打点。来日初の猛打賞をマークし、「今日、それで打てたので、次の試合前も必ずやると思います」と、源田に感謝。さらに「次、誰かにやろうと思う」とニヤリ。他のチームメートに、自ら猛打の念を注入するとした。

　また、４試合ぶりに４番に復帰したセデーニョは５回に貴重な２ラン。３８打席目で待望の今季１号で「オードリー」春日俊彰と約束した鬼瓦ポーズを決め「やっとホームランを打つことができてうれしいよ！」と興奮気味だった。リーグトップの打率４割２分９厘のドラ２・渡部聖が「右足首捻挫」のため登録を抹消され、打線の大幅組み替えを強いられた試合で快勝。上昇気流に乗り、１５日から敵地での首位・オリックス３連戦に乗り込む。（大中　彩未）

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