
◆パ・リーグ ロッテ0―5楽天(6日、ZOZO)
喜びよりも安どの表情で、楽天・古謝がチームメートとハイタッチを交わした。わずか3安打、103球のプロ初完投初完封。今季初白星となり「完封は目標にしていた一つでもあるのでうれしかったです。先制してもらって自分の投球ができたと思います」と、計10安打で初回から小刻みに加点した打線に感謝した。
直球で押した。3回に1死二、三塁のピンチも岡を148キロで見逃し、藤岡を147キロで空振りと、いずれも最後は直球で三振に抑えた。ルーキーイヤーの昨季、球威不足を感じ、今春のキャンプでキャッチボールの相手を務める同じ左腕のエース早川に助言をもらった。投球フォームなど改善を重ね「自分の中でコツをつかんで、真っすぐも勢いが出てきた」。ここまで2試合計14回を無失点。安定感が出てきた。
2年目のシーズンは始まったばかり。三木監督は「完封できたことは自信になる」とたたえながら、「次が大事だと思う。(古謝にも)次だよ、という話もしてきた」とさらなる成長を望んだ。威力を増した直球を武器に23年ドラ1は白星を積み重ねていく。(有吉 広紀)
関連ニュース
・【楽天】再び安打重ねる “再出発”のドラ1・宗山が2安打1打点の活躍
・【楽天】阿部がV打含む2打点 4番の仕事果たし「ヒットが出ればいいかな」
・【楽天】今季初勝利はプロ初完投初完封 2年目左腕・古謝が快投
・【楽天】ドラ1・宗山 2試合ぶりの安打は点差を広げるタイムリー
・【楽天】初先発のヤフーレが2回で緊急降板 中継ぎ陣踏ん張るも完封負け