
◆パ・リーグ ロッテ2―3オリックス(3日・ZOZOマリン)
オリックスがロッテに競り勝ち、15年ぶりの開幕2カード連続勝ち越しを決めた。ドラフト1位・麦谷祐介外野手は「9番・中堅」でプロ初先発し、プロ初安打初打点を含む3打数1安打1打点1四球と躍動した。
麦谷が雄たけびを上げて3度、右拳を突き上げた。両軍無得点の6回2死二塁、ロッテ・横山の7球目を捉えた当たりは右中間を真っ二つ。プロの舞台で初めてともした「H」ランプは、試合の均衡を破る先制三塁打となった。前の2打席は、いずれも得点圏で凡退。「3度目の正直って言葉がある。この打席は絶対、決めてやる気持ちがあった」と、塁上で感情を爆発させた。
オープン戦で打率2割6分1厘と結果を残し、開幕5戦目でつかんだ初先発。「やっときたな、と。少し緊張はあったけど、それよりもやってやるぞって気持ちで」と強気で臨み、結果に結びつけた。開幕スタメンに名を連ねた同学年のルーキーに対し「宗山に関してはずっと京セラD(の開幕戦)で見ていたし、(西川)史礁に関してはずっと電話とかもする仲。すごいなと思った」。それでも「自分は自分。負けたくないってのはないし、とにかくチームの勝利に貢献するのが一番」と、個人の活躍よりもチームの「1勝」を喜んだ。
「ここからが始まり。これからもっと結果を出して、いろんな人に恩返しできるように。夢や感動を与えていきたい」。麦谷のプロ野球人生が始まった。
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