
日本ハムの加藤貴之投手(32)は、28日、先発する29日の西武戦(ベルーナD)へ向けて同球場で最終調整を行った。
昨季10勝を挙げた左のエース・加藤は、3月に入って体調不良で一時離脱するアクシデントもあったが復調。ここまでの調整を70点と自己評価した。開幕の緊張感をにじませながら、普段通りのピッチングで白星スタートを目指す。
いつも通りのポーカーフェースで、淡々と語った。今季初登板へ「緊張は毎試合しますけど、本当に気負わず自分のピッチングができるように」。ここまでの調整については「体調不良もあったんですけど70(点)くらいは。キャンプでは自分のフォームバランスも良かったですし、去年に比べるとそこは良かった」と手応えを口にした。
西武の助っ人勢には警戒感を示した。打線全体に関しては「挑戦者のつもりで頑張ります」と語るにとどめたが「ホームランバッターで、その中でアベレージも残している。そこはしっかりと対策していきたい」。オープン戦で3割5分1厘のネビン、同2割9分4厘のセデーニョの両外国人はしっかりマークしていく。
昨季は2ケタ勝利を挙げたが、開幕3連敗を喫すなど6月までは3勝と苦しんだ。「(シーズンの)入りは難しいですけど、仕方ない部分もあると思います。(昨季は)負けているのでそこは難しいですけど、しっかりと自分ができることをやっていきたい」。絶好調はもう少し先になりそうでも、精密なコントロールと緩急で西武打線に挑む。
(山口 泰史)
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