
日本ハムは27日、西武との開幕戦(28日)が行われるベルーナDで前日練習を行った。4番でのスタメンが決まっている野村佑希内野手(24)は、新庄監督が求める“二塁打打法”をシーズンでも貫き、4番の役割を全うすることを誓った。
いつも通りに淡々と、野村は心境を語った。開幕4番に指名されて迎えるシーズンに「始まるなって感じですかね。(緊張感は)明日(28日)になってみてじゃないですか」。ベルーナDでの前日練習は、打撃練習を終えると、バント処理とランダウンプレーも確認。攻守に不安なく開幕を迎える。
指揮官の意図をくみ取り、シーズンでも“二塁打打法”を貫く。新庄監督から「二塁打王になれ」と指令を受け、キャンプからコンパクトな打撃を心がけてきた。オープン戦で一発を放った際には、両手でバツをつくられた。“褒めない清宮”に続く新庄監督の愛情表現。野村は「ホームランを狙って打撃を崩すことがないように。長い期間見てくれてますし、見た上での言葉。一つのバロメーターになる打球として意識できれば」とうなずいた。
一打席一打席に全集中する。新庄監督は改めて野村の4番について「15試合だけね。そこで結果出なかったら、また変わると思うし。その辺も楽しみにしていきたい」と発言。野球人生を左右する15試合60打席。「(公言されたファンフェスから)長く感じましたけど、始まってしまえば一瞬だと思うので、大切に一日一日過ごしていければ」と決意をにじませた。
〇…野村にとってベルーナDは、20年に初めて開幕スタメンをつかんだ舞台。「そのとき打てなかったので、1本打てれば。(開幕戦は)143試合の1試合。変に特別に考えすぎず、いつも通り自然体で明日を迎えられれば」。2年ぶりに迎える4番での開幕。勝利につながる1本を、打席の中で求めていく。
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