
◆ウエスタン・リーグ オリックス1―0阪神(25日・京セラドーム大阪)
オリックス・西川が長いトンネルを抜け出した。両軍無得点の4回無死、阪神・才木の2球目を捉えた当たりは、右翼手の頭上を破る三塁打。8日の巨人戦(京セラD)以来、“29打席ぶり”となる安打に「色々、確認したいことも(実践)できた。いい感じに感覚が合った」と安どの表情を浮かべた。6回にも才木から右前打を放ち、“今季初マルチ”も決めた。
移籍2年目のオープン戦は不振を極め、打率5分1厘でフィニッシュ。それでも「これっていうのが見つかった」と終盤に確かな手応えをつかみ、この日の2軍戦に志願出場した。詳細については「(説明が)難しい」と自らの中にとどめたが、“延長戦”となる打席で一発回答。岸田監督は、28日の開幕を前に「目に見えて(状態が)上がっている」とうなずいた。
「あまり勝てていない状況でも、応援してくれる人がいる。なんとか勝てるように頑張りたい」と西川。オープン戦最下位からの逆襲へ、誰よりも燃えている。(南部 俊太)
関連ニュース
・【オリックス】2軍で完封勝利 オープン戦打率5分1厘の西川龍馬はマルチで復調兆し
・【オリックス】下半身コンディション不良の石川亮が育成試合で実戦復帰
・【オリックス】新査定「マモさんポイント」導入へ 岸田護監督が要望 投手、野手ともに「献身」でポイ活
・【オリックス】石川亮「遅れを取ってしまった」下半身コンディション不良から実戦復帰…森離脱の「捕手問題」も軽減へ
・【オリックス】不振の頓宮裕真、西川龍馬、ディアス2軍で‘’延長戦‘’へ