
◆オープン戦 DeNA2―0オリックス(20日・横浜)
オリックス・椋木が初の開幕ローテーション入りを決めた。「自分の中でラストチャンスだと思って投げた」。オープン戦2試合目で初先発し、6回途中を2失点。危機感を力に変え、開幕6戦目の4月3日・ロッテ戦(ZOZO)に先発予定だ。
11日の中日戦(バンテリンD)は2番手で4回3失点だった。3イニングで先頭打者を出塁させ「初球から、先頭から」と意識。初回の死球を除けば、回の先頭は全て打ち取った。曲がり幅を抑えた小さな変化で、自己流に改良した新球「ライズカット」も上々。牧、オースティン、筒香と日本一チームの大砲から空振り三振を奪った。
新人だった22年9月に右肘のトミー・ジョン手術。長いリハビリや育成契約を経て、支配下選手に復帰した昨年は10登板(先発1度)した。この日は83球を消化。「一番心配だった肘にも、何も(問題が)ない。すごく励みになる」と喜んだ。宮城、九里、高島、エスピノーザ、曽谷に続く4年目右腕。この日、ファームでは体調不良から左腕・田嶋が実戦復帰し、2回無失点と力強く再発進した。開幕ローテ入りを問われた岸田監督も「いいですか? いいですね(笑)」と合格通知。苦労人には輝く権利がある。(長田 亨)
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