◆練習試合　中日３―５日本ハム（１８日・北谷）

　楽天から新加入の日本ハム育成右腕・清宮虎多朗（せいみや・こたろう）投手（２４）が１８日、中日との練習試合（北谷）に２軍から参加。８回の１イニングを３者連続奪三振で、支配下登録へ猛アピールした。

　最速１５４キロの直球で圧倒した。しかも相手は４番・石川昂ら竜のクリーンアップ。圧巻の奪三振ショーに「ブルペンでも感触は良かった。ゲームを通していい仕上がりになってきている」と手応えを口にした。その一方、「１５８キロくらい出ないと自分の真骨頂ではない」とさらに球速をあげていくことを予告。まだまだこんなものではない。

　見守った新庄監督も「育成のレベルが高すぎる」と絶賛し、同じく好投した松岡らとのアピール合戦を歓迎。昨季は、１軍で３試合の登板経験もある最速１６１キロ右腕は「一登板一登板を無駄にできない立場」と新天地での早期支配下昇格へアピールを続けていく。（川上　晴輝）

　◆清宮　虎多朗（せいみや・こたろう）２０００年５月２６日、千葉県生まれ。２４歳。八千代松陰から１８年の育成ドラフト１位で楽天に入団。２３年には２２セーブでイースタン最多セーブ。２４年４月に支配下登録を勝ち取るも同年オフに戦力外。同年に日本ハムに育成選手として入団。１９０センチ、９９キロ。右投左打。背番号１１５。年俸７００万円（推定）。

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