◆練習試合　阪神６―０楽天（１５日・宜野座）

　楽天のドラフト３位ルーキー、中込陽翔投手（２３＝四国ＩＬ徳島）が阪神との練習試合に登板し、打者３人に１１球、３つの内野ゴロで３者凡退と上々のデビューを果たした。

　０―２の４回から登板。カットボール、スライダー、シンカーと３種類の変化球を織り交ぜながら「最初にしては悪くなく、腕を振れていたかなと思います」と力強い投球を披露。先頭の木浪を直球で遊ゴロに仕留めると、続く坂本を３球で二ゴロ、井坪からは体勢を崩した空振りを奪うなど一気に２ストライクに追い込んで遊ゴロとテンポ良く投げ込んだ。直球も球場のスピードガンで１５１キロをマークし、自己最速を１キロ更新。「ストレートで空振りは取れなかったですけど、ちょっと甘く入った球でも差し込めていた。もう少し投げるコースが良くなってくれば空振りが取れるんじゃないかなと思います」と満足げに振り返った。

　キャンプ１軍スタートの新人４選手のうち、ドラフト１位・宗山塁内野手（２１＝明大）、同４位・江原雅裕投手（２４＝日鉄ステンレス）、同５位の吉納翼外野手（２２＝早大）が１１日の日本ハム戦でデビューしていただけに、「自分も試合に出たいなと思いました」と出番を待ち望んでいた右腕。「なかなかこういう人数のお客さんの中で野球ができることはなかったので、すごく気持ちも上がりましたし、すごく充実した野球してるなって感じで投げられました」と手応え十分のデビュー戦となった。

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