日本ハムの山崎福也投手（３２）が６日、新庄監督の仰天プランを大歓迎した。名護キャンプで守備練習などを行った左腕はＤＨ起用構想について「本当に夢のよう。幸せなことなので、うれしいです」と満面の笑みを浮かべた。

　昨年の秋季キャンプから、素振りやティー打撃などを行うことはあったが、あくまで投手としての練習の一環だった。だが普段打席に立つことがないパ・リーグの投手ながら、交流戦で４年連続安打を放っている打力を評価した指揮官から、４日にフリー打撃を命じられ、「（本気度が）３０％くらいだったのが６０％くらいに上がりました」と自覚も芽生えつつある。

　昨季の交流戦で「６番・投手」で起用されたがＤＨでの先発経験はない。「全然違います。（相手は）パ・リーグ、インコースにがんがんくると思うので練習しておかないと」。今後も第１クールに１度のペースで打撃練習を行っていく。

　指揮官は「彼くらい四球を選べる打者はいない」と選球眼も評価し、８番や９番での起用を思い描いている。山崎は「いろんなことを想定しながら準備します。（投手と二刀流調整で）疲れたなんて言ってられない」。ボスの期待を力に変え、二刀流調整を進めていく。（川上　晴輝）

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