
昨季は二塁に転向したロッテの藤岡裕大内野手が5日、全体メニューでの内野ノックで三塁のポジションに入り、軽快な動きを見せた。練習後に取材に応じ、「(三塁は)キャンプ前から練習しといてとは言われた。自分はケガ多いので、その負担も考慮してみたいな感じ。(前向き?)そうですね。自分的にショートという話もあったんですけど、ショートだとあまり負担が減らないので、サードの方が良いんじゃないかということです」と明かした。
三塁は21年に74試合で出場しており、“ブランク”を感じさせない華麗な守備を披露した。「体への負担が少ないかな。ただ投げる距離が遠くなる。だけどその辺はあまり不安はないです。打者の距離は実戦じゃないとなかなか養えないと思うので、開幕に向けて。出ることもあると思うので、そこで慣れれば。だけどサードはハンドリングで勝負だと思うので、捕ればアウトにできるかなと」と、手応えを口にした。
遊撃から二塁にコンバートした昨季は90試合に出場。攻守で存在感を示した。一方、今季からは中村奨吾が二塁に再挑戦。ゴールデン・グラブ賞3度を誇る名手とポジションを争う構図になっている。一方、正二塁手の座を譲る気はなく、「メインはセカンドで。終盤であったり、連戦が続く中で、(サードは)セカンドより運動量が減るので。出てもらうことがあるかもしれないと。けどとにかく全部出て欲しいと(首脳陣には)言われたので」と話した。
今季から新主将に就任。キャンプイン直前の1月31日には、「結果と姿で引っ張れたら。口があんまり上手ではないので、そこでしっかり見せていって、しっかりグラウンド内で若い選手とコミュニケーションをとっていければいいチームになっていけると思う」と決意表明。正二塁手争いについては「誰が来ても競争は常にある。奨吾さんが来ましたけど、まずは自分が出るという強い気持ちを持って、143試合、全部グラウンドに立てるように、まずは頑張りたい」と、フル出場を誓っていた。
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