ロッテ・藤原恭大「2000年世代を引っ張っていけるような」00年世代、チームの顔としての自覚

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ロッテ・藤原恭大(撮影=岩下雄太)
ロッテ・藤原恭大(撮影=岩下雄太)

 ロッテの藤原恭大が21日に行われた楽天とのオープン戦で、対外試合今季“第1号”本塁打を放った。

 『6番・ライト』でスタメン出場し、第1打席にライト前に安打を放った藤原は、2-3の7回二死走者なしで迎えた第3打席、今野龍太が1ストライクから投じた2球目のインコース134キロのカットボールをライトスタンド最前列に放り込んだ。

◆ 長打を狙う打撃スタイル

 プロ7年目の昨季自身初の規定打席に到達し、打率.271、4本塁打、24打点の成績を残した藤原は、昨年シーズン終了後に行われたZOZOマリンスタジアムでの秋季練習から「長打が基本的になるようなスイングを心がけてやっています」と、“長打”を狙う打撃スタイルを目指している。

 ZOZOマリンスタジアムでの秋季練習では、角度のついた打球が何球もライトスタンドに飛び込んだ。長打を意識する中で大事にしている部分については「長打を打つとなるとポイントを前にしないといけないので、前にするんですけど、前になりすぎない。前に出されないように、逆方向に打つ形のバット軌道で引っ張る。右肩開いて引っ張るのではなくて、自分の形でスイングで打つことを意識してやっています」と説明。

 都城秋季キャンプでも「引っ張りのホームランを打つ角度をサブローさんに覚えろとずっと言われていたので、ある程度、シーズン中に比べても精度良く(スタンドに)入ってくるようになってきました」と手応えを掴み、「引き続き1月、暖かいところで打てるので、もう一度取り組んでいきたいと思います」と意気込んだ。

 1月は吉田正尚(レッドソックス)らとの自主トレに参加。「バットを振っていたんですけど、あんまり振っていなかったので、めちゃくちゃ(キャンプ)初日からアピールしたろうというくらいのスイング量ではなかった」と明かし、「体メインで8:2の割合で、体重視で鍛えていた」と“バット”を振らなかったのにも明確な理由があった。

 フィジカルメインに1月を過ごしたのは、1年間戦うための土台作りを意識していたからなのかーー。

 「そうっすね。土台を大きくしてそこにスピード、いつもやってきたことをやっていければ。スケールが大きくなったので、自ずといい結果が生まれるかなと思っていますし、今日(2月1日)スイングしていても体のコアがしっかりしていたので、すごくいい手応えがあります」。

 フィジカル重視で1月の自主トレで鍛え、2月の都城キャンプでスイング量が多かったことで、「ブレは少なくなったというのと、軸がすごくどっしりとしている感じがあって、軸がすごくできているなと思います」と好感触を得た。

 気になったのが、昨秋に長打を増やしたいと話していた中で、同年12月の契約更改の席で首位打者と最多安打のタイトルを掲げていたこと。長打を狙うスタイルはやめようと考えを改めたのだろうかーー。

 「二桁は打ちたいと思っていますし、自ずとそれくらい打てれば、二桁は打てるかなと思うので、首位打者と最多安打のタイトルを狙っていきたい。それと、OPS。そこはしっかり意識してやっていきたいと思います」。

 2月の都城春季キャンプの打撃練習を見ると、ステップ幅が小さくなった。藤原本人にバットを振り切った後、右足のつく位置が変わったのか、そんなことないのか、確認すると、「そんなことあると思います」とキッパリ。「ブレを少なくして、頭の位置を動かさないことを意識していますね」と教えてくれた。

 都城春季キャンプ中は、右の打撃投手に対してセンターから逆方向、左の打撃投手に対しては「今年は明確的に左(投手)は右中間に引っ張ると決めているので、シーズンも引っ張ろうかなと思っています」と、引っ張った打球が多かった。

 左投手に対して、引っ張ろうという考えになったことについて藤原は「単純に一番打ちやすいので。左はインコースと外のスライダーがメインなので、それを意識したらああいうバッティングしかできないし、逆方向を意識したらインコースのシュートに詰まっちゃうので、そういう意識です」とその狙いを語った。

 2月14日に練習試合が始まってから藤原は、最初の2試合はノーヒットだったが、18日の広島との練習試合、21日の楽天のオープン戦で2試合連続複数安打中。「まだレギュラーとまでいかないので、アピールしないといけないですけど、まずは開幕に120%出せるような。そんな形かなと思います」。

 今季に向けては、「今まではちょっとずつしか飛躍できていないので、今年は本当に倍増、そこを目標に。2000年世代を引っ張っていけるようなやる気ができたので頑張りたいと思います」と決意を述べた。ホンモノのレギュラーになって見せる。

取材・文=岩下雄太

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