
ロッテの高部瑛斗外野手(27)が、3月5、6日に行われる侍ジャパンの強化試合・オランダ戦(京セラD)の最終候補にリストアップされていることが3日、分かった。現在は絞り込み作業の最終段階で、選出となれば、アマ時代も含め自身初の代表入りとなる。
プロ3年目の22年に44盗塁で盗塁王、さらにゴールデン・グラブ賞を受賞したが、23年は開幕前から右肩の度重なる故障などで1軍出場はなし。昨年5月に2年ぶりに1軍復帰し、76試合で260打数78安打、打率3割、23打点と安定した成績を残した。一方、同9月に全治2か月の左手首の剥離(はくり)骨折をしたことを受け、古傷の右膝手術にも踏み切り、シーズン途中終了。
早めの治療を優先したことで、昨年末時点で動きに制限なく練習を再開し、「(25年は)盗塁王、首位打者、最多安打を狙いたい」と意気込んでいた。
春季キャンプ3日目となったこの日、フリー打撃で快音を連発し、巧打ぶりを発揮。ドジャースに移籍した佐々木朗希投手と同じ19年ドラフトで入団。26年3月のWBCで同期との共闘の夢も膨らむだけに、初の侍入りに向け、キャンプを全力で駆け抜ける。
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