
西武・西口文也監督(53)が30日、来季の守護神について「ノープラン」と白紙を強調した。
今季守護神を務めた平良は先発再転向が決定的で、現時点で候補について「ノープラン。ひょっとしたらその都度、その都度変えていくかも分かんない」と一人に固定するかも決めていない状況だ。有力候補にはウィンゲンター、ラミレスの両助っ人の他に、守護神奪取に強い意欲を示す甲斐野、指揮官が「なくはないんじゃない」と期待する今季プロ初登板を果たしデビューから15試合連続無失点と台頭した山田、「制球力が良ければ面白い」と語るNPB最速160キロ左腕・羽田が挙げられる。
ダークホースは、ドラ2・岩城(中大)。指揮官は「あるかもしれないよ、キャンプで見てみて本当に良かったら」と潜在能力に大きな期待を寄せる。
クローザーに求める素質について聞かれ「安定感ですよね、やっぱり。安心して任せられるピッチャーじゃないですかね」ときっぱり。「今のところ本当に誰にしようっていうのは考えてはないんで、(複数人で)回すパターンが現状一番ありかなっていうふうに思いますけどね」と説明。争いを制し守護神の座を勝ち取る選手は現れるのか。(大中 彩未)
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