
オリックス・曽谷龍平投手(25)が26日、故郷の斑鳩(いかるが)町役場を表敬訪問した。中西町長に自己最多の8勝(8敗)を挙げたプロ3年目の今季を報告後、自身が小学時代に所属していた斑鳩少年野球部の現役選手へ「夢ミーティング」を開講。役場に勤める父・博一さん(52)は司会進行役を務め、「斑鳩町を背負う投手になってもらえたら」と期待を寄せた。
「石の上にも3年。ずっと我慢して、我慢して、一段ずつ登っていけたのかな」と、年数を重ねるごとに成長する愛息の姿に誇らしげ。「もう手が届かへんような、本当に自分の息子じゃないような感じ。けがなく元気にマウンドに立っている姿を見られるだけでも幸せ。自分のやっていることを結果として出してもらえたら、これ以上に幸せなことはないですね」と目を細めた。
「令和9年が町政80周年。それに向けてまた一段一段(階段を)登って、(町の)大使みたいに(なってもらえたら)」と、役場の安全安心課長としてもエール。「1年に一度、(斑鳩町に)帰ってくるのが恒例行事になっている。帰るところがあるっていうのが本当に(いいことで)、温かく皆さんにも迎えてもらえる。やっぱりシーズン中の積み上げもあるでしょうし、『もう帰りたくない』とならないように頑張ってもらえたら」とうなずいた。
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