
西武・糸川亮太投手(27)が20日、同僚・今井流の“脱力投法”習得で“脱・便利屋”と誓った。
チームでは今季、力感のないフォームから最速160キロの直球を繰り出す今井の“キャッチボール投法”が話題を集めた。実は、そんなエース右腕に新球・シンカーを伝授し無双の一因を作ったのが糸川だった。次は自分が“盗む”番だ。埼玉・所沢市の球団施設でキャッチボールなど練習。「あそこ(今井)まではいかないですけど、『腕を振ってるよりもボールが来ているな』みたいなのを(打者に)感じさせたい」とほぼ無休で己と向き合う日々だ。
プロ2年目の今季は自身最多の13試合に登板したが、ビハインドの展開が多かった。来季は守護神・平良の先発再転向が決定的。「(クローザーが)いずれは出来ればいいなっていうのはありますし、そこを目指さないとプロで野球をやっている意味がない」。強い覚悟でその座を狙う。(大中 彩未)
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