
オリックス・曽谷龍平投手が12日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、1700万円増の年俸5500万円でサインした(金額は推定)。「1年間を通して投げてくれたっていうのと、調子の波が大きかったので、来年は1年間を通してしっかり(いい状態で)投げてもらえれば、と言ってもらった」と振り返った。
3年目の今季は開幕から先発ローテの一角として奮闘し、前半戦だけで自己最多の8勝をマーク。5月18日の西武戦(ベルーナドーム)では隅田との投げ合いを制し、4安打1失点、無四球でプロ初完投を記録した。後半戦は未勝利に終わり、目標の規定投球回にも届かず。「体力的にも技術的にもまだまだな部分もある。前半戦はしっかり出せるモノを出せたかなと思うので、そこを1年間を通してしっかり投げていきたい」と、収穫と課題を口にした。
16日の侍ジャパン強化試合・韓国戦(京セラドーム大阪)では、先発で3回を完全投球。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、“第2先発”候補としてアピールに成功した。「まずはシーズンを通して投げる準備をこのオフにしたい。そこで(日本代表に)名前が挙がればうれしい」と曽谷。「とにかくイニングにこだわって、長いイニングを目指して規定を投げられる準備を。しっかりローテの一員として、引っ張っていける存在になりたい」と意気込んだ。
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