
オリックス・前佑囲斗投手が8日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、70万円減の年俸500万円でサインした(金額は推定)。「『しっかりとけがを治して、また復活してもらうことを楽しみにしている』という話をしていただいた。こうやって残してもらえるだけで感謝しているので、『しっかり復活できるように頑張ります』という話をさせていただいた」と席上でのやり取りを明かした。
津田学園高から2019年のドラフト4位で入団し、昨年オフに育成再契約を結んだ右腕。6年目の今季は4月29日のウエスタン・くふうハヤテ戦(さとやく)で負傷降板し、5月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。リハビリの現状について、前は「始めよりはしっかり強く投げられるようにはなった。状態が悪い時もあったりするけど、ボールが投げられることに感謝というか、重みを感じながらやれている」と説明し、来年2月の宮崎キャンプまでの立ち投げ再開を目標に定めた。
宮城、紅林らと同学年で、来季は早くも7年目。「今まで肘、肩をけがすることが一回もなかったので、ボールが長い期間投げられなかったことはすごくつらかったけど、投げられるようになってまた野球の楽しさが分かった。少しでも早く復帰して、またマウンドに立って躍動する姿を見せられたら」と意気込んだ。
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