【日本ハム】宮西尚生が来季へ珍目標「ボスならやってくれるかも…」、「不可能に近いけど、記憶に残したい」

スポーツ報知

2025.12.4(木) 22:48

トークショーでお互いのグラブを交換して感触を確かめるヤクルト・石川雅規(左)と日本ハム・宮西尚生(カメラ・豊田 秀一)

 日本ハム・宮西尚生投手(40)が4日、大阪市北区で行われた「CLUB MIZUNO 夢球トークライブ」にヤクルト・石川雅規投手(45)とともに参加した。

 宮西はNPB18年目だった今季、31試合に登板して1勝1敗、12ホールド、防御率3・20。9月23日の楽天戦(エスコン)ではNPB史上4人目となる通算900登板を達成した。NPB最多記録の岩瀬仁紀(中日)の1002登板、パ・リーグ記録の米田哲也(阪急、近鉄)の949登板も見えてきた。5月15日のオリックス戦(エスコン)では、連続救援登板を880試合に伸ばし、879試合で並んでいた岩瀬を抜いてプロ野球記録を塗り替えた。

 石川は1月に46歳となる来季へ向けて、27年からセ・リーグが指名打者制になることもあって「バットを持って9番目の打者として打席に立つのはすごく好きなので、それが来年で最後というのは、さみしい思いもある。来年1年間楽しみながら、ホームランを打ったことがないので打ってみたい」と珍目標を掲げた。

 一方で宮西は「ホームランを打ってみたいのは野球人としてはあるけど、パ・リーグは打席に立たないので…」と苦笑いしながらも「ボス(新庄監督)ならやってくれるかもしれないという案は、僕が結果を残さないといけないですけど、遠山、葛西、遠山…みたいなああいうのを。僕が確実に左を抑えないといけないというのはあるけど、今にないああいうのはおもしろいかなと思う。現実的には不可能に近いけど、記憶に残したいのはそういうところかな」と、珍目標で対抗した。

 「遠山、葛西、遠山…」は、当時阪神の監督だった野村監督が、2000年に多用した「遠山・葛西スペシャル」とも言われた継投策。左腕・遠山と右腕・葛西を相手打者の左右によって投手と一塁を交代させたリレーだ。特に当時巨人の主砲だった松井秀喜は遠山を苦手にしており、巨人も苦しめられた。

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