
オリックス・宮城大弥投手(24)が2日、来季のキャリアハイ更新へ「ナチュラル減量」に取り組んでいることを明かした。今季は自己最重量の90~91キロを維持し、奪三振率(9・88)はリーグトップ。力強い投球を手に入れた一方で、腰の不調も経験した。「少し負担を減らして」と現在88キロ。腹八分を継続中だ。
「自分を客観視したとき、かわす投球が増えていた。何とかしたいと思った」と昨年から増量を意識。目標の一つとした奪三振も、自己最多の165を記録した。2年連続で7勝にとどまり、今季は完投0。「僕の中でチャレンジといえばチャレンジです」と87キロでシーズンを戦い抜き、離脱なくパワーを保つことが理想だ。
極端な食事制限はせず、適度に甘いものも摂取。「八分目ぐらいです。胃が小さくなったかも…。ちょっと大人になりました」と笑みを浮かべた。この日は大阪・舞洲で状態を確認。オフの自主トレも単独で行う予定で「内容を求めながら、結果を出したい欲があるので」と前を向いた。21年の新人王を除けば、まだ無冠。死角をなくしたエースは強い。(長田 亨)
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