
ソフトバンク・近藤健介外野手が28日、みずほペイペイドームの球団事務所で契約を更改し、現状維持の年俸5億5000万円でサインした(金額は推定)。来季は7年契約の4年目。今季は開幕直後に腰の手術から6月に復帰するなど、故障を抱えながらリーグ2連覇と日本一に貢献した。球団からは感謝を伝えられた一方で75試合の出場に終わり「本当に申し訳ない。リーグ優勝、日本一になった時はめちゃくちゃうれしかったですけど、ふと我に返ると何もできていないというのが一番の印象」と振り返った。
来季は全試合出場が目標。「一から動作を見直して。固めるところは固める、動くところは動く体に」と腰への負担の少ない体の使い方や打撃フォームを身につけることを宣言した。同時に来年3月のWBCにも「そこを目指して準備はしたいと思います」と意欲。23年に世界一に輝いたメンバーの一員として「前回は出させてもらってすごい景色を見られました。野球をやってて良かったなと思った瞬間でした。そういうところでプレーしたいと思うのは野球選手としては当然」と熱い思いを語った。
日本ハム時代の後輩であるドジャース・大谷の出場には「まあ、出てもらわないと困ります」と笑顔。自身の自主トレも日本代表入りを見据えて行う。春季キャンプは2月中旬まで調整を一任される「S組」。昨年は中旬に合流したが「WBCの絡みがあるので、ずっと一人でやってジャパンに合流というわけにはいかないと思う。シートノックや連係プレーもやらないといけない」と早めの合流を検討中だ。
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