
西武は5日、高橋光成投手(28)の今オフのポスティングシステムを利用したメジャー移籍を容認したと発表した。高橋は球団を通じ、「球団にはこの挑戦を後押しいただき、本当に感謝しています。自分の意思を尊重してもらえたことがうれしいです。この決断が間違っていなかったと思えるように、精一杯がんばりたいと思っています。ずっと球団には思いを伝えてきましたし、昔から夢だった場所でもあるので、こうしてチャンスをいただけたことに心から感謝しています」とコメント。
広池球団本部長は「ドラフト1位で入団し、1年目からこれまで本当によく投げてくれたと思います。ここ2年は本人にとっても納得のいく成績ではなかったかもしれませんが、その間も彼の強い意思は常に受け取っており、今回はその意思を尊重して挑戦を容認することにしました。彼は多くのイニングを任せられる存在であり、しっかりと試合をつくってくれる投手ですので、本音を言えば来季以降もライオンズでプレーしてほしいですが、以前から伝えられていた本人の思いを踏まえ、今年がその挑戦のタイミングであると判断しました」と容認に至った理由を説明した。
高橋は前橋育英から14年ドラフト1位で西武に入団。昨季0勝11敗からの逆襲を期し臨んだプロ11年目の今季は、24試合に登板して8勝9敗、防御率3・04の成績。秋季練習最終日の10月27日には「まだ決まってないのではっきりとしたことは言えない。決まったらちゃんと報告したいと思います」と話すにとどめていた。
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