
日本ハムから4位で指名された日大藤沢の半田南十(みなと)内野手(18)が29日、神奈川・藤沢市の同校で大渕隆スカウト部長、坂本晃一スカウトから指名あいさつを受けた。「人を笑顔にできて日本を盛り上げられる選手になりたい」と笑顔で抱負を語った。
高校通算24本塁打だが、持ち味は長打力よりも抜群のミート力を持った中距離ヒッター。肩の良さを生かした守りに、俊足も持ち合わせ走攻守そろった遊撃手だ。3年間熱視線を送り、ほれ込んだという坂本スカウトは「人間性が素晴らしい。ヘッドを使うバッティングが非常にうまい。これは天性のもの。オーバースイングしなくても100メートル以上飛ばせる」と魅力を明かした。
明るい性格で、部内でも学校内でも盛り上げ役。体育祭ではCUTIE STREETのヒット曲「かわいいだけじゃだめですか?」に合わせて真ん中で踊り大ウケだったという。プロ生活最初の指揮官がお祭り男、新庄剛志監督となったのは運命かもしれない。「自分も新庄監督のように盛り上げて人から愛される選手になれれば」と笑った。
南十という名前には星が好きな父の「南十字星のように輝く人になって欲しい」という思いが込められているという。プロとしての最初の目標は「首位打者を絶対取りたい」と大きい。北の大地で南十字星は見られないが、半田は輝く「スター」を目指す。
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