
オリックス・西川龍馬外野手(29)が11日、6日から鹿児島・徳之島で行っている合同自主トレを公開した。日本代表でチームメートとなった縁から、ソフトバンク・近藤に弟子入りして6年目。自身初の個人タイトルを目指し、師匠と競争する未来図を描いた。
西川が目をキラキラとさせた。「できるだけコンさん(近藤)に近づけるように、日々勉強。そろそろ打撃タイトルは取りたい」。昨季は広島でセ2位の打率3割5厘を記録したが、プロ8年間で無冠。まず最多安打に照準を合わせ「お互いに刺激して、最終的に何とか追い越せるように頑張りたい」と誓いを立てた。
近藤とは17年に侍ジャパンで対面し、技術や意識の高さに見ほれた。当時は単独で自主トレ。「おいで。一緒にやろう」と誘われ、門をたたいた。「やるときはとことんやって、抜かない。だからこそ結果も出ている」。同じ左の天才打者も1年前、日本ハムからFA移籍。猛烈な練習量を支えに、26本塁打と87打点でいきなり2冠に輝いた。
この日は午前8時半からウォームアップを始め、体幹強化やランニングに励んだ。打撃練習を終えると、5時間を超えていた。1学年上の先輩を捕まえ、見て聞いて、吸収。「全部ですね。僕はもう、外から盗んで盗んで…」と超充実の毎日だ。
オリックスに託された背番号は7。看板打者の証しで、敦賀気比の先輩にあたる吉田正(Rソックス)から受け継いだ。「僕が来て『4連覇できんかった』と言われないように。そこはプレッシャーに感じながらやっていきたい」。自身で選んだパ・リーグ。極上のお手本を頼りに、成功へつなげる。(長田 亨)