
西武の育成2位・谷口朝陽(あさひ)内野手(IL徳島)が7日、埼玉・所沢市の若獅子寮に入寮した。
その手に握られていたのはサインボール。担当の鈴木敬洋アマスカウトから贈られたものだ。あこがれの選手、恩師、仲間のサインボールはよくあるが、担当スカウトのサインボールは珍しい。「鈴木さんがいなかったら自分はここにいないと思うので」とサインを頼み込んだ。「オレのでいいの?」と同スカウトに驚かれながらも「朝陽頑張れ」「応援してる」とメッセージをしたためてもらった。
もう一つ持ち込んだのが特注の枕。「睡眠が一番。しっかり疲れを取って、次の日の練習も頑張りたい。10時間は絶対寝たいのですが、寝るときは14時間とか寝ています」。寝る子は育つではないが、垂直跳び90センチ超をはじめとする自慢の身体能力の高さはたっぷり寝ることで作られているのかもしれない。
年末には母校の広陵高へ出向いて巨人・小林、ソフトバンク・有原をはじめとするOBにあいさつ。「活躍できるように頑張って」と激励されたという。IL徳島では最速153キロの速球を武器にマウンドにも上がっていたが、プロでは内野手に専念する。「しっかりご飯を食べてトレーニングして体を大きくして、1軍で活躍できる選手になりたいです。まずは支配下登録されるように頑張りたい」。その目標をかなえた時に初めて、鈴木スカウトへ恩返しができる。