【日本ハム】加藤豪将、NPB初打席で安打!感謝を込めたミスチル登場曲 米国生活中に聞いた「大事な曲」

スポーツ報知

2回無死、中前打を放つ加藤豪将(カメラ・関口 俊明)

◆パ・リーグ 日本ハム5―1ソフトバンク(25日・エスコンフィールド)

 出場選手登録即、NPBデビュー戦。日本ハム・加藤豪将内野手(28)は呪文を唱えた。2回先頭。初打席に向かいながら「僕は無敵だ」と何度もつぶやいた。左打席をならしながら「初打席は一度しかない。楽しもう」と決めた。

 ガンケルが投げた143キロ直球を中前に運び初安打。水野の適時二塁打で初得点もマークし、連敗を3で止めたチームに貢献した。

 新庄監督への思いが一段と強くなった。試合前、あいさつすると「記念すべき日。好きなようにプレーしてくれたらいい」と言葉をかけられ肩の力が抜けた。

 初安打直後、指揮官が真っ先にベンチを飛び出して記念球を戻すように訴えている姿を見て「新庄監督がドラフト指名してくれなかったら僕はここにいない。本当に感謝の気持ちしかない」と心を熱くした。

 登場曲にも感謝の気持ちが込められている。Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」は米国で野球を始めた少年時代、父の運転で球場に向かう車中でいつも流れていた。米国生活になじめず“外国人”として野球をするのも苦痛で「本当に行きたくなかった」が、この曲を耳にしていると前向きになれた。「あの時に野球をやめなかったから今の自分がある。とても大事な曲です」とメロディーにも勇気づけられた。

 春季キャンプ直前に右人さし指骨折、3月の右腹斜筋肉離れと2度の離脱。開幕1軍を逃して悔し涙も流しただけに「メジャーの初安打の球よりも大事です」と喜びもひとしおだ。新庄監督は「アメリカで生まれ育って日本での不安もあると思う。本当にうれしかったです」と自分のことのように喜んだ。チームは借金5の4位。背番号3が、さらなる上位へと導く。(阿見 俊輔)

加藤豪将あらかると

 ▼生まれとサイズ 1994年10月8日、米カリフォルニア州マウンテンビュー生まれ。28歳。185センチ、91キロ。右投左打

 ▼球歴 6歳で野球を始める。13年ドラフト2巡目(全体66位)でヤンキースに指名され、マーリンズ、パドレスを経て昨季はブルージェイズとメッツ。昨季メジャーに初昇格し8試合で7打数1安打。マイナーでは9年間通算844試合で55本塁打、318打点、打率2割5分4厘

 ▼逆輸入選手 メジャーでプレーした日本人選手がNPBでドラフト指名されるのは2007年の多田野(日本ハム)以来、4度目。過去には02年のマック鈴木(オリックス)、04年のマイケル中村(日本ハム)がいる

 ▼電車大好き 2軍の千葉・鎌ケ谷でリハビリ中は、市外から電車通勤。車社会の米国では乗る機会がほぼなかったといい「新鮮で大好き。ワクワクします」

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