
◆パ・リーグ オリックス6×―5楽天(ほっともっと神戸)
楽天・島内宏明外野手が「7番・左翼」で先発出場し、歴代307人目のNPB通算100本塁打を達成した。
待ちに待ったメモリアルアーチだった。両軍無得点の4回2死一塁。相手先発・田嶋の投じた129キロのカットボールを完璧に捉えた。右翼席最前列に飛び込む先制の3号2ラン。4月29日の西武戦(ベルーナドーム)で10年ぶりのランニング本塁打をマークしてから約1か月。長いトンネルを抜け「100本も打てると思っていなかった。99本目はランニングだったので、今日は入ってよかったです」と喜びをかみ締めた。
球団では2018年の今江、2019年のウィーラーに続き3人目となったが、生え抜き選手では初の快挙。「これだけ出してもらっているので目標でもあったので打ててよかったです」と安どの表情を浮かべた。今季はここまで打率1割台と苦しい時期が続く。「ホームランも出ないですし、ヒットも出ないのでなかなか思うようにいかないシーズン」と心境を明かしたが、「だけど、ここを乗り越えればいい選手になれると思う。ここからがすごく大事だと思うので、自分にとって。なんとか一花咲かせられるように」と前を向いた。
チームはその裏の相手の攻撃で同点にされ、7回に勝ち越すも逆転サヨナラ負け。メモリアルアーチも空砲となった。苦しいチーム状況の中でも「苦しいときが成長できると思っている。こういう苦しいときに乗り越えられるような選手になりたい」。5回には記念の一発を祝うように花火が打ち上げられた。主軸の復活が最下位に沈むチームの希望の光となる。