
◆パーソル パ・リーグ ソフトバンク5―3ロッテ(2日・PayPayドーム)
就任1年目のロッテ・吉井理人監督は試練の開幕3連敗となった。
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吉井監督の初白星が遠い。6回に開幕から24イニング目で初得点をもぎとり、1点差で迎えた7回。藤原、岡がともに空振り三振、さらにルーキー友杉が3球で見逃し三振。打線に火がついたと思いきや、3者連続三振で流れは止まった。
指揮官に落胆の色はない。「現状ご覧の通りチーム力としての差がかなりある。やるのは選手だけど、手助けをして戦えるチームをつくりたい」。しかし、掲げる積極性の本当の意味を、まだ全員が体現できていないように見える。
高めのボール球に手を出してしまう場面や、得点圏に走者を置いた時の三振、好機での併殺打が目立つ。冒頭のシーンはひとつの象徴で、三振はこの日の11個を含め3試合で31となった。初球から積極的に行く姿勢は浸透している一方、粗さがあるのは否めない。
6回には友杉のプロ初安打から3得点を奪い「点入ると楽しいですね」と笑った指揮官。開幕から3連敗とはなったが、21年は開幕5連敗から優勝争いを繰り広げ2位にはい上がった経験値もある。4日からは本拠地ZOZOで日本ハムとの3連戦。念願の初勝利が、チームを好転させてくれるはずだ。(小田原 実穂)