
オリックスのドラフト2位・内藤鵬内野手(18)=日本航空石川=が23日、今春のA班(1軍)初の練習試合・楽天2軍戦(SOKKEN)に「3番・三塁」で先発出場し、満点デビューを飾った。初回無死一、三塁で追い込まれながら左前適時打を放つと、3回無死一塁では初球138キロの直球を左翼に弾き返した。「打順とかは気にしていない。ベストを尽くそうと思っています」。自身初のマルチ安打&打点を挙げ、アピールに成功した。
課題を克服して、快音を響かせた。18日のセガサミー戦で右前へ“プロ初安打”こそマークしたが、その後は速球に差し込まれる打席が目立ち、実戦3試合で6打数1安打だった。「右翼にしか打球が飛んでいなかったので、違うなと。今まで(アマ時代)より球が速いので早く(バットの)ヘッドを返すイメージで」。意識改革が好結果につながり、小林2軍監督も「いいスイング。対応力がある」と評価した。
この日は名古屋市内から両親が観戦に訪れた。「親のパワーもある。プロに入って初めて(両親が)見た試合で打てて良かった。目標は開幕1軍ですが、今できることを全力で」。高校通算53発を誇る将来の大砲候補。180センチ、100キロの堂々たる体軀に浪漫が詰まっている。(小松 真也)
◆内藤鵬(ないとう・ほう)
▽生まれとサイズ 2004年10月5日、名古屋市生まれ。18歳。180センチ、100キロ。右投右打。年俸600万円。
▽球歴 浦里小5年から六田ファイターズで野球を始め、千鳥丘中では東山クラブで全国準V。日本航空石川で1年秋からスタメン入り。甲子園出場なし。高校通算53本塁打。22年ドラフト2位でオリックス入団。
▽好物 カレーライス。試合前に食べるのがルーチンだが、この日は食堂になかったため「ハヤシライスを食べました」
▽おかわり君2世 日本航空石川では恵まれた体格から「能登のおかわり君」の異名を取った。実際に西武・中村の打撃の動画も研究し「あの柔らかいスイングで本塁打が理想」
▽ライバル ソフトバンクのドラフト1位のイヒネ・イツア内野手(愛知・誉)は東山クラブのチームメート。「当時から身体能力はずばぬけていた。今はライバル。負けないように」