安藤統男氏、ロッテの“ボディーブロー攻撃”がオリックス・中嶋采配を狂わせた

スポーツ報知

ベンチ前で手を伸ばしてナインを迎える吉井理人監督(カメラ・渡辺 了文)

◆2023 パーソルクライマックスシリーズ パ・ファイナルステージ第2戦 オリックス5―6ロッテ(19日・京セラドーム大阪)

 ロッテは吉井監督の的確なタクトが勝負所で光った。9回、先頭の角中が歩くと、すかさず代走・和田を走らせた。安田の適時二塁打で追いついた後も、代走・小川の走力が抜群だった。ポランコ以外に目立った大砲はいないが、機動力を生かし、さらにチーム全体でも6四球を選んだ。劇的な逆転勝利で突破した第1Sに続き、しぶとい攻撃ができている。

 黒星は喫したが、第1戦で山本からの5得点もボディーブローのように効いた。前日(18日)に引っ張り出したオリックス・平野佳がベンチ外で、山崎颯も登板機会がなかった。強力ブルペンを誇るオリックスとはいえ、2人を使わなければ戦力的に落ちる。中嶋監督は6回の田嶋の続投を悔いていたと聞いた。その決断を迷わせたのも、ロッテの粘り強い攻撃によってリリーフが手薄となり、先発を引っ張りたい心理に陥ったからだ。

 アドバンテージを含めると、2勝しているオリックスの有利は変わらない。先発は東、宮城、山崎福が控えているし、平野佳、山崎颯もまた万全で投げられる。20日がブルペンデーとなるロッテはやはりまだまだ苦しい。ビハインドでも勝ちパターンを投入するなど、捨て身覚悟のリレーを見せれば面白くなる。(スポーツ報知評論家・安藤統男)

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