
侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手(21)が10日のオーストラリア戦で先発する。9日は札幌Dの試合前練習で同学年のオリックス・宮城とのキャッチボールや短距離ダッシュなどを行って最終調整。滑りやすいとされるWBCで使用されるボールの感触を丁寧に確かめながら、リラックスした表情を見せた。
札幌Dでの登板は初めて。4月に完全試合を達成するなど、大きな成長を遂げた今季の最終登板となる。来年3月のWBC出場へ向けての大きなアピールの舞台。「緊張感も違ったものがありますし、普段は敵として戦っている選手と、チームとして戦っているので、コミュニケーションを取りながらいつもと違う景色で見ています」。プロ入り後初の国際試合へ順調に準備を整えてきた。
侍ジャパンのトップチームは初選出の右腕。国際大会は大船渡3年の19年に行われたU18W杯に出場したが、右手中指のまめの影響で登板したのは1イニングだった。「ベンチから見ている記憶しかないです」と、脳裏に残されたのは苦い記憶のみ。世界に「SASAKI」の名前をとどろかせるべく「チームにしっかり貢献したいなという思いです」と気合を入れ直した。
2番手ではヤクルト・高橋奎二投手(25)が登板予定。栗山監督はオーストラリア2連戦について「いろんなことを感じるということはあるけど、全力で勝ちにいくのが第一。しっかり勝てるように頑張っていきます」と口にしたように、“ガチンコ勝負”を宣言している。来春の世界一奪取へ、朗希にとっても、チームにとっても弾みをつけたい試合となる。(安藤 宏太)