個人賞受賞は米国時代も含めて初「温めておいたよ」
埼玉西武のザック・ニール投手が9月度の「大樹生命月間MVP賞」に輝いた。ニールは受賞会見で「パ・リーグにはいい投手が多い中で受賞できて嬉しいし、光栄だよ。自分がMVPを取れたということはチームが勝てたということだし、それも含めてよかった」と喜びを語った。
ニールは9月4試合に先発して4勝を挙げ、月間防御率は0.66。先発陣の柱としてシーズン終盤も安定した投球を披露した。27回1/3を投げ、与四球0という驚異的な数字を残したニールは「100%以上の力を出そうとするのではなく、自分の100%で最大限できることを出したことがいい方向に向いてくれた」と好投の秘訣を明かし、「ストライク先行で積極的に攻めることができたし、後ろの野手がいいフィールディングで守ってくれたことが助けになりました」と好守で盛り上げた野手陣に感謝した。
個人賞を受賞するのはアメリカでプレーしていた経歴も含めてプロ入り初だというニール。「(この時のために)温めておいたよ」とジョークで報道陣を笑わせていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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