1勝1敗のタイに、初戦に勝てば12度のうち11度も日本S進出「また明日勝てば勝ち越せる」
■福岡ソフトバンク 8-4 埼玉西武(CS・9日・メットライフ)
福岡ソフトバンクは9日、敵地メットライフドームで行われたパ・リーグ王者・埼玉西武との「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第1戦に8-4で逆転勝ち。埼玉西武のアドバンテージを含めて1勝1敗のタイとした。1点をリードされた8回、代打・長谷川勇の左前適時打で追いつくと、埼玉西武・森の捕逸の間に逆転に成功。3試合ぶりにスタメン復帰した松田が2安打4打点と躍動した。
初回、レギュラーシーズン11連勝のニールから2死一、三塁のチャンスを作ると、松田宣が右中間を破る適時二塁打。2点を先制した。その後、逆転を許したものの、1点を追う8回には歴代トップのCS通算打率.375、10本塁打、30打点を誇る“CS男”内川の代打に送られた長谷川勇が同点打。さらに、相手の捕逸で勝ち越しに成功した。9回には再び松田宣が2点二塁打を放つなど、3点を奪い、試合を決めた。
4打点の松田は試合後のヒーローインタビューで「試合に出してもらえたので、とにかく集中してやっぱり悔いのないようにバット振ろうと思った。結果的にタイムリーを打ててよかったと思います」と納得の表情。「大きな先制点になったと思います」とうなずいた。さらに、8回には好機で三振に倒れていただけに、9回のタイムリーについても「もう1回みんなが回してくれたので、とにかく必死に打席に立ってランナーを返せてよかったと思います」と喜んだ。
CSファーストステージではスタメン落ちも経験した鷹の元気印は「いい選手がたくさんいるので、やっぱり結果を出さないと試合に出られないので、また明日も死に物狂いでバットを振っていきたいと思います」と誓う。パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージは、過去12年で初戦に勝利したチームは11度、日本シリーズに進出。“下克上 ”を果たした昨季も福岡ソフトバンクは初戦に勝って日本シリーズに進出した。初戦勝利チームの突破率は91.6%となっているが、松田宣は「初戦に勝つことができたので、また明日勝てば勝ち越せる。またみんなで勝ちにこだわって野球したいなと思います」と前を向いていた。
(Full-Count編集部)
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