福岡ソフトバンクと楽天が「パーソル CS パ」へ意気込み語る。共同会見全文

パ・リーグ インサイト

2019.10.4(金) 15:57

ヤフオクドームでCS前日会見が行われた(C)PLM
ヤフオクドームでCS前日会見が行われた(C)PLM

 10月4日、ヤフオクドームで「2019 パーソル クライマックスシリーズ パ」の前日共同記者会見が行われ、2019年度パ・リーグオフィシャルスポンサーのパーソルホールディングス株式会社の代表取締役社長CEO水田正道氏、福岡ソフトバンク・工藤公康監督、柳田悠岐選手、楽天・平石洋介監督、銀次選手が出席。水田氏は、先日ジャイアントキリングを決めたラグビー日本代表を引き合いに出し、令和最初のCSにおける「心に刺さる」試合に期待を寄せた。会見の全文は以下の通り。

--ファーストステージへの意気込み

工藤監督「もちろん、我々は勝つためにここにいます。一番大事なのはファンのみなさんに喜んでもらえる野球をすることだと思います。いい試合ができるように頑張っていきます」

柳田選手「今できるベストの準備をしたと思っているので、あとはがむしゃらに試合に向かっていくだけです」

平石監督「シーズン中はたくさん悔しい思いをしましたが、なんとかCSへの出場権を獲得できました。また、シーズンが終わってから1週間、思い切り腹をくくってぶつかっていくために準備をしてきました。野球界を盛り上げられるように、しっかりやっていきたいと思います」

銀次選手「とてもわくわくして、早く試合をしたい気持ちでいっぱいです。雰囲気を楽しみながら、熱い試合を見せていけたらいいなと考えています」

--明日の予告先発は?

工藤監督「千賀滉大投手です。今年1年、彼を中心に回してきましたし、彼自身も期待通りの姿を見せてくれました。たくましく強くなったと思いますので、明日も素晴らしいピッチングを見せてくれると信じています」

平石監督「則本昂大でいきたいと思います。則本はシーズン前に手術をして、リハビリを経て復帰しましたが、苦しい経験、初めての経験をたくさんしたと思います。復帰してからも本人が納得いっていない試合はあったと思いますが、色んな経験をしてひと回りもふた回りも成長した姿を感じました。シーズン終盤は則本らしいピッチングをしていますので、これまでの信頼も変わりません」

--チームの調整状況

工藤監督「(シーズンが終わってから)1週間ほどしかなかったのですが、選手は良い調整をしてくれています。良い感じで仕上がっているのではないかなと思います」

平石監督「143試合を戦った後ですが、もう一度心と体の準備をしてきました」

--相手チームへの印象

平石監督「ホークスさんは先発投手、中継ぎ投手の能力が非常に高いです。打者も長打のある打者、足の速い打者、また状況に応じて色んなことができる打者がたくさんいます。ポストシーズンの経験も豊富で、良いチームだと思っています」

工藤監督「シーズンの戦いはほぼ互角という中で、素晴らしいチームを使られたなと。中継ぎに関しては、パ・リーグでナンバーワン。しっかりとピッチャーの整備をされているので、僕らとしては先制することが大事だなと思っていますが、楽天さんは逆転勝利というのもあるので、気を引き締めていかないといけないと思います。当然一発もありますし、つながる野球も脅威に感じているので、明日の戦いが楽しみです」

柳田選手「対戦していて、ピッチャーは本当にレベルが高く、球が強いという印象があります。簡単な相手ではありませんし、打線もどこからでも点が入るというイメージがあります。(戦うのは)嫌ですね」

銀次選手「長打力もあるし、足も速い。投手も全員が球速150km/hを超えるので、本当に強いと思います」

--福岡ソフトバンクは短期決戦の経験が豊富なベテランも多い。

柳田選手「そのときそのときで選手も違うので、そこはあまり関係ないと思っています。最後は気持ちが大事かなと」

--楽天は若手とベテランの力を合わせて。

銀次選手「監督がベテランと若手をうまく使ってくれるので、若手もすごく良い経験をすると思うし、(CSは)間違いなく将来につながる試合になると思います。そこは自分自身もすごく楽しみにしています」

--福岡ソフトバンクは、去年下克上を達成しました。

工藤監督「リーグ優勝ができなかったことはすごく残念に思っていますし、みんながその悔しい思いをしっかり持ってCSに臨むことができています。短期決戦を経験している方(が有利)というより、ゲームの入り方、進め方が大事になりますし、あくまで目標は日本一なので、足元を見て戦っていきたいと思います」

--楽天は3位からの逆襲。スポーツ界ではジャイアントキリングがトレンドです。

平石監督「レギュラーシーズンは、優勝そして本拠地でCSを迎えるという目標を達成できなかったのですが、なんとか3位に食い込めてCSへの挑戦権を得ました。短期決戦は一つのミス、一つのプレーで、流れが大きく変わると思います。ただそこを恐れていても仕方がないので、ここまで来たら我々も腹をくくって、思い切りぶつかっていきたいと思います」

--ファンの皆さんへ

工藤監督「明日からの戦いはみんな緊張すると思いますが、ファンの皆さんに熱い戦いをお見せすることをここで誓いたいと思います。期待に応えられるように頑張っていこうと思います。よろしくお願いします」

平石監督「ファーストステージでまず勝てるように、しっかり準備してきたので、それを思い切り発揮していきたいなと思います。ソフトバンクさんとともにこの野球界、このCSが盛り上がるように全力でプレーをしたい。そして、なんとかファイナルに進めるようにしっかりやっていきたいなと思います」

握手を交わす福岡ソフトバンク・工藤公康監督と楽天・平石洋介監督(C)PLM
握手を交わす福岡ソフトバンク・工藤公康監督と楽天・平石洋介監督(C)PLM

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