9月29日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの一戦。今季限りでの引退を表明している岸田護投手が9回表に4番手として登板。高田知季選手を空振り三振に打ち取り、有終の美を飾った。
以下、引退セレモニーでの岸田護投手のコメント全文。
「まだ泣いてないですよ(笑)
まず始めに、このような場を設けてくださったオリックス・バファローズ球団関係者のみなさま、スポンサーさま、福岡ソフトバンク球団関係者のみなさま。そして最後まで残っていただいている福岡ソフトバンクのファンのみなさま。本当にありがとうございます。
そして一軍、二軍、監督コーチ、裏方さん本当にお世話になりました。そして本当にお世話になったコンディショニングコーチ、トレーナーさん。この怪我の多い体をいつも癒してくれて感謝しています。それがなかったらここまで野球をすることはできませんでした。
そして、小学校から野球を始め、中学校、高校、大学、社会人とお世話になったチームメイト、先輩方、恩師の方々、本当にありがとうございます。大変お世話になった治療院の先生や、病院の先生も本当にありがとうございます。
そして、家に帰るといつも癒してくれる嫁と娘と、そして両親と。本当にここの支えがなかったらここまでできなかったと思います。ありがとうございます。
これからオリックスは強くなります。長い長いトンネルを抜けようとしています。成長し続ける若手がチームを盛り上げ、実力十分な中堅がチームをまとめ上げ、まだ残るベテランが背中でチームを引っ張ってくれると思います。絶対に強くなります。これからのオリックスはおもしろいです。
その先、頂点へ導いてくれるのは、いつも熱い声援を送ってくれるファンのみなさんです。ファンのみなさんがこのチームを優勝させます。選手は応えます。これからも末永くオリックスをお願いします。
14年間本当にお世話になりました。ありがとうございました」
2005年ドラフト3位でオリックスに入団。先発、中継ぎ問わず登板を積み重ね、一時はクローザーを務めるなど、記憶に残る鉄腕が14年のプロ生活に終止符を打った。
14年通算:433試合 44勝30敗 63ホールド 63セーブ 786.2回 730奪三振、防御率2.99
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