「2番・DH」でフル出場も4打数無安打に終わり通算1500安打まで残り3本
■北海道日本ハム 4-1 オリックス(26日・札幌ドーム)
今季限りで現役を引退する田中賢介内野手が26日、本拠地オリックス戦に「2番・DH」でフル出場。4打数無安打に終わりあと3本に迫っている通算1500安打達成は27日の最終戦に持ち越しとなった。
第1打席、第2打席はK-鈴木に中飛と遊ゴロに打ち取られ、4回は吉田一の前に左飛、7回はプロ初登板の左腕・富山と対戦して中飛に倒れた。「打てなかったですけど、これも野球なので」と試合後に穏やかな表情で語った田中賢。自身の引退試合でもある最終戦での達成に向けて「最後までしっかり全力でやりたい」と意欲を示した。
この日は1学年年上で若い頃に苦楽を共にした實松一成ファーム育成コーチ兼捕手の引退セレモニーが行われた。「本当に仲が良く、昔から一緒にやった先輩」と感慨深い思いで見守った。奇しくも同じ年にそろって引退することになり「こんなに長く一緒にできると思わなかった。2人で同時にというのも運命を感じる」としみじみ。自らもいよいよラストデーを迎える。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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