埼玉西武秋山、V決定試合で鬱憤晴らす今季最多5打点「やっとというか…」

Full-Count 岩国誠

2019.9.24(火) 23:23

21年ぶりのパ連覇を決めた埼玉西武・木村文紀、増田達至、秋山翔吾(左から)※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)
21年ぶりのパ連覇を決めた埼玉西武・木村文紀、増田達至、秋山翔吾(左から)※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)

「今年はチャンスで打てていたなかったし、ああいう場面で打ててよかった」

■埼玉西武 12-4 千葉ロッテ(24日・ZOZOマリン)

 埼玉西武が24日、2年連続23度目のパ・リーグ優勝を決めた。敵地ZOZOマリンスタジアムでの千葉ロッテ戦に12-4で大勝。2位の福岡ソフトバンクが楽天に敗れたため、21年ぶりの連覇が決まった。

 歓喜の瞬間を決めた1人は今季苦しんできたキャプテンのバットだった。2点を先制して迎えた2回1死満塁で走者一掃の適時三塁打。6回には右前への適時打を放ち、7回には押し出し四球を選んだ。優勝を決める一戦で2安打5打点の大暴れし「嬉しいですよ。お互い負けられない試合を両球場でやっていたので」と喜んだ。

 浅村が楽天へと移籍し、今季はキャプテンマークを胸につけた。開幕当初は3番に入り、中盤からは定位置の1番に戻った。打率は.304を残すが、得点圏打率は.244。チャンスでなかなか結果が出ず、それはこの終盤でもそうだった。

「今年はチャンスで打てていたなかったし、ああいう場面で打ててよかった。やっとというか、最近何をやっているんだろうと思っていた」ともどかしさが募っていた。最後の最後、その鬱憤を晴らすかのように、今季最多の5打点を叩き出した。

 最大8.5ゲーム差をひっくり返す大逆転優勝を果たし「今年は残り何試合かになった時に、ファンの方とか、球団とか、選手ももちろん、目の色が変わった瞬間があった」。8.5ゲーム差から徐々にその差を詰める間に、何かが劇的に変化する瞬間を感じたと明かしていた。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

記事提供:Full-Count

記事提供:

Full-Count 岩国誠

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE